【艦これ】2017年春イベントE4における丙掘りについて

 今回のイベント海域で実装されたドロップ限定の新艦4種の内の2種と、普段は中々手に入れ辛い大発あきつ丸がドロップするのがこの記事で取り上げるE4のボスマスです。指摘や疑問点等ありましたらコメントまたはTwitterまでどうぞ。後者のほうが反応が速いかもしれませんが長々何か書きたいならコメントの方をおすすめします。

1)どんな層が対象の記事か

 この記事は、私含め、本来の地力とマッチしていない、ゲージリセットによる惰弱な丙掘りに勤しむ中堅~の提督を対象としています。どうにかこうにかE3を終えた、みたいな方は要求装備なりで少し弾かれてしまうかもしれませんがあしからず。

  • 具体的には

・艦攻として、拘りと対潜及び触接率以外の理由で量産可能艦攻は流星改以外を使うことのない方

・艦戦として制空値だけを見た時、対空9以下の艦戦を使わない、かつ岩本隊の改修maxを用意している方(後者は使わないので必須ではない、あくまで装備の充実度の目安

駆逐艦に載せられる対地装備三種、つまりWG42,特二式内火艇,大発動艇(八九式中戦車&陸戦隊)
(以後WG,カミ車,戦車大発)を所有している方

陸攻が揃ってる方(一部のネームドなどは除く、手持ちの最高の陸攻が弱くても一式陸攻XX型である程度の充実度を想定

を対象としている、と思ってください(言い方が投げやりなのは、この手の幅広い層を想定した発信をしたことがないからです。想定と指南がマッチしてない等あったらどうぞ)。

2)基地航空隊について

イ)どんな編成でどこに出すか

 結論から先に言います。一部隊を艦攻4で編成して初戦の重巡リ級flagship(以後フラリ)が出てくるマスに集中、残りは戦闘機1~2+艦攻or陸攻2~3をボスマスに集中で出します。*1
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ロ)編成の理由と狙い

ⅰ)艦攻4部隊について

 なぜボスマスに2部隊集中で出さないかと言うと、下の編成を見てもらえば分かるように、随伴にいるのは水雷中心の艦隊でも片手で捻れる艦ばかりなので基地航空隊の火力には頼る必要はありません。旗艦は夜戦でタコ殴りすれば落ちます。
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 従って、少なくとも一部隊は浮くので、道中を安定させるために使いたいのですが、事故が起こりうる道中TOP3は初戦、3戦目(ヌ改編成)、4戦目(陸爆空襲)です。
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 まず、3戦目のヌ改については1/3でしか引きませんし、ここを意地でも無力化しようとすると対空CI装備の駆逐2枚積みとかした上で艦戦4を投げつけるしかなくなりますが、そんなことをしてはボスへのパンチ力に不安しかないです。よって、ここは自分のナイスドローを信じるべき。
 陸爆空襲マスは水上戦闘機(以後水戦)を1つしか起用しない限りは制空均衡が精々ですが、過度に防空にリソースを配分しなくても、上手く迎撃が刺されば全機撃墜も可能なので、大破したら犬に噛まれたと思って諦めるべきです。(対空砲火のシステムは複雑過ぎて、ここで説明することは不可能なので、不確定要素が多い、過信するのは危険なものと認識しておけば良いです。
 最後に残ったのは、フラリが単縦複縦等の旗艦からボコボコ殴ってくる初戦マスですが、これは攻撃機を派遣して随伴の頭数を砲撃戦前に減らせば、フラリを沈黙させられる可能性が上がるばかりでなく、敵に閉幕雷撃を撃たせなくすることも可能です。従って、一番高い費用対効果が見込めると考えられます
 以上より、初戦マスに艦攻4部隊を出すべきと結論します。*2

ⅱ)ボスに送る部隊について

 私がボスに送る部隊に期待することは2つです。
①敵の艦載機を削って、対空砲火による艦載機全撃墜を狙えるようにすること(加えてあわよくば制空優勢以上をとること)
②敵は連合艦隊で頭数だけは多いので、遠征枠(=支援艦隊)を使わずに手数を増やして夜戦突入時に旗艦だけ残るようにすること
 ①については、敵旗艦は中破或いは艦載機全滅で動かなくなり、かつその砲撃は強力無比で、ともすれば対陸上火力の喪失によるA勝利があり得るからです。また、バケツの節約にもつながります。
 というわけで、①の指針に盲従するなら、基地航空隊は、その2回攻撃の両方で制空確保の状態で敵航空隊と対峙して、航空戦に移行した際には敵の艦載機の数が~8機*3まで減っているのが理想というわけです。
 また、基地航空隊の仕様により、1つのマスに集中で派遣すると、1回目の攻撃で受けた撃墜はなかったことになり、資源消費は2回目の攻撃で受けた撃墜だけになるので、周回あたりのボーキ消費を抑えるためにも、できれば2回目だけでも制空確保(悪くても優勢)を取りたいのです。
 以上が戦闘機を混ぜる理由です。次に戦闘機に割り当てる隊数について説明します。
 戦闘機の数が1~2となっているのは、何を重視するかによって艦戦の数は流動的に変えるべきだからです。よりボーキを節約したり、旗艦の攻撃による火力低下を避けたりしたいという方は戦闘機を2にするべきでしょう。(ちなみに、おそらく制空値162が確保に必要です)
 ②については、この目的により適うのは、陸攻ではなく艦攻です。艦攻の方が命中率が良いです。陸攻が艦攻に勝る点は対陸上火力、および制空値(一式陸攻ですら対空+2)です。ですから、①の目的をより重視するなら陸攻を選ぶべきでしょう。
 私の編成が、九七式(友永)と三四型のごちゃまぜなのは、少し制空値に振りつつ、九七式艦攻特効なる言説に期待したためです。個人的には、2回目で制空確保がそれなりに狙えればいいかな、くらいの気持ちでやってます。(ちなみに攻撃機3編成で両方制空確保はRe.2001 G改,64戦隊,三四型2つが必要です

3)艦隊の編成・装備

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旗艦

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 夜戦開幕で敵旗艦を殴りつけて、撃破或いは無力化を狙います。対陸上用装備が十分揃っているなら、後述する6番手と位置を交替しながら周回することでキラが維持できます。旗艦に置くのは、柔らかい駆逐艦を保護するためです。駆逐艦用の対陸上用装備が一人分しか用意できないなら、それを担いだ艦は旗艦に配置するべきでしょう。

2番手

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 道中で砲撃戦が2巡することはないので、夜戦で少しでも割合ダメージを稼ぐためにも非力な艦はここに置きたいです。そして非力な艦の代表格たる防空駆逐艦はここが相応しいでしょう。昼における敵旗艦無力化のキーでもあります。積んでいるタービンに深い意味はないので、ダメコンでもなんでも積んでください。(割合ダメージに関するとんでもない推論が一部界隈で先日話題になってましたが、読者の皆様は流石に理解していますよね

3番手

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 阿武隈は先制雷撃による道中安定及びボス戦での手数追加がやはり強いです。阿武隈を前段作戦で使っていたとしても、丙掘りで使う分には使えます。*4増設スロットがあるなら、改修した機銃を載せておくと、わずかながらも開幕雷撃の威力を上げられます。
 阿武隈改二がいないなら、大淀か神通に連撃させましょう。対地装備に余裕があるなら大淀にWGを1つくらい担がせるのも良いでしょう。

4番手

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 水雷戦隊と対峙するマス(初戦、5戦目)での弾着観測射撃のための制空確保、空襲マスでの若干の被害軽減のために水戦を載せます。未改修で構いません。(その場合道中ボス共に制空状態は若干悪くなる)制空状態が優勢以上あるいは劣勢なら夜間触接が発動するので、お守りとして夜偵を載せておくと良いでしょう。
 利根の代わりに、増設スロット有りの鈴谷改二を起用して、主砲/WG/三式弾/水戦/副砲(下図参照)を載せてやれば、駆逐艦用の対陸上用装備が不足しているときはそれを補えるかもしれません。(この装備構成作れて駆逐艦用の対陸上用装備が不足している人はいないかもしれませんね)f:id:fen_kure:20170507021637p:plain:w420

5番手

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 砲撃戦の初手を阿武隈に絶対渡さないウーマン。Zaraがdueになってないなら素直に阿武隈に短射程の砲を載せましょう。
 駆逐艦用の対陸上用装備が不足しているときは三式弾持ちの重巡或いは航巡がフィニッシャーとして艦隊の後半に陣取ります。もちろん、WGがあるなら航巡に三式WG持たせたほうが良いです。
 画像では三式弾を積んでいますが、駆逐艦の対陸上装備が充実しているなら重巡/航巡の対陸上火力を宛てにしなければいけない状況は非常に少ないので水戦に変えた方が良いと思います。(05/10追記)

6番手

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 絶対陸上殺すガール。中破しても火力が死ににくいのが長所です。短所は、敵旗艦に回避されやすい単発攻撃しか撃てないこと。短所を補うためにも、旗艦とのローテによるキラ維持は大事です。やはりタービンに意味はない。固定撃墜目当ての機銃も良いかもしれないです。
 駆逐艦用の対陸上用装備が不足しているなら、連撃装備+対陸上装備を担いだ2隻に薄める方が良いです。それさえできないなら、秋月型をもう1隻起用するのも良いかもしれません。秋月型を2枚重ねれば対空CI発動率は85%以上になります。旗艦を枯らして三式(+あるならWG)持ちの航巡を守りましょう。秋月型を起用するなら、当然3番手に移るべきです。
 道中へ送る基地航空隊の検討の際に、対空CI2枚積みは火力不足だからダメ、みたいなことを書きましたが元より対地駆逐を2隻用意できないのならば火力不足もへったくれもないです。

追記

 今のところは、45出撃3撤退(撤退はいずれもヌ改の砲撃による大破)です。また、S勝利数/到達数は100%です。周回あたりのボーキ消費は多くても80程度くらい、2,30代も結構出ます 平均して40~50くらいでしょうか(ボーキ消費についてはデータの漏れが一部あるので精確な値は出せません)
 基地航空隊を補給せずに周回すると、第一波と第二波の間で勝手に補給されるのでは、と考えましたが、第一波と第二波の間の補給はその回の第一波での撃墜分のみであるため無理でした。(ほんの僅かの間でしたが、基地航空隊に補給せずに回れる、と書いてしまったので改めて訂正させて頂きます)

5/10追記

 未だにE4丙で粘ってる方がどれほどいるかは知りませんが一応追記。どうも私がほんの少し関わった検証によれば士魂大発(特大発+戦車~のこと)の補正はキャップ後にかかる(x1.85程度)ようなので、6番艦に載せてる対陸上装備3点セットの中に士魂大発を混ぜた方が昼で終わる可能性は高いと思います(T有利でクリティカルなしで150程度のダメージを確認)。(SSだけですがソース
 三式弾担いだ重巡まで手番が回ることはほぼないので、三式弾より水戦載せた方が良いのでは、という気がします。(連撃で確実に割合ダメージ持っていってくれた方が良いし、陸爆空襲マスで均衡以上確定、ボスでほぼ優勢確定=夜偵発動条件を確定クリア)

*1:画像では、ボスに送る部隊に64戦隊が入っていますが、これは戦果褒賞で得たものなので、64戦隊をE4丙で突破してからE5で獲得することができると誤解することのなきよう

*2:中隊あたり燃料9弾薬1多く消費する陸攻を使う強い動機はないでしょう

*3:秋月型の対空CIボーナス7機+最低撃墜保障1機

*4:私は丙では札を無視できることを失念していてしばらくサブの阿武隈を使っていました